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ハタハタ釧路産卵群の早期加入量把握と加入量変動メカニズム解明に向けた研究
 ハタハタ釧路産卵群の年級群豊度は、0歳秋期以前に決定することが明らかとなり、1歳 産卵加入量を約1年前に把握することが可能となった。  夏期(6月中旬〜7月下旬)の水温が高い年ほど0歳秋期時の豊度が高いこと、さらに0歳秋期時の豊度が高い年級ほど平均体長は大きいことが明らかとなった。
担当者名 北海道立釧路水産試験場 資源管理部 資源管理課 連絡先 Tel.0154-23-6222
推進会議名 北海道ブロック 専門 資源生態 研究対象 他の浮魚 分類 研究
「研究戦略」別表該当項目 1(1)水産資源の生物特性の解明
[背景・ねらい]
 大きく資源変動するハタハタ釧路産卵群の新規産卵加入量を早期に把握することで、より計画的な 資源の利用を目指す。さらに資源管理方策の決定や合意形成に必要不可欠と考えられる加入量変動メ カニズムを明らかにする。
[成果の内容・特徴]
(1)当系群の年級群豊度は、0歳秋期以前に決定することが明らかとなり、1歳時産卵加入量を約1年前に把握することが可能となった。また、年級群豊度は、産卵量よりも、卵期〜0歳秋期の生残率の年変動に強く影響され決定することが示唆された。

(2)6月中旬〜7月下旬の平均水温の高い年に0歳魚の採集尾数が有意に多いことが明らかとなった(図5)。

(3)0歳魚の採集尾数が多い年級群は平均体長が有意に大きいことが明らかとなった(図6)。

(4)当系群のハタハタは、唯一の成長期である夏期に、高水温を経験し高成長することが高生残の条件である可能性が示唆された。
[成果の活用面・留意点]
(1)新規加入量を、0歳夏期の水温、0歳秋期の体長・採集尾数から判断することが可能となった。

(2)成熟し漁獲対象となる1歳魚の豊度を約1年前に把握することが可能となり、変動の激しい当海域におけるハタハタ資源のより計画的な利用が可能となった。

(3)資源管理方策の決定や合意形成に必要不可欠と考えられる、加入量変動メカニズム仮説が提唱された。現在、耳石日輪解析等を用いて、仮説証明にむけた作業を進めている。
[その他]
研究課題名:複合的資源管理型漁業促進対策事業 外

研究期間:平成11年度〜18年度

予算区分:国庫補助、県単

研究担当者:釧路水産試験場 資源管理部 石田良太郎、平野和夫

発表論文等:最新成果集VOL.6、釧路水産試験場事業報告書、複合的資源管理型漁業促進対策事業報告書、多元的資源管理型漁業推進事業報告書、平成16年度日本水産学会北海道支部 大会講演要旨集、北水試だより
[具体的データ]




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