水産研究成果情報検索結果




刺し網漁業操業海域における漁場(海底)水温とヒラメ漁獲状況について
 ヒラメ刺し網漁場における海底水温の動向が、漁場形成の消長に大きな影響があることが明らかとなった。
担当者名 青森県水産総合研究センター 資源管理部  連絡先 Tel.0173-72-2171
推進会議名 東北ブロック 専門 資源生態 研究対象 底魚 分類 研究
「研究戦略」別表該当項目 1(1)水産資源の生物特性の解明
[背景・ねらい]
 多元的資源管理型漁業推進事業(複合的資源管理型漁業促進対策事業)の一環として、刺し網漁業改善調査のなかで、漁場マップ作りを進める一方、2001年から標本船の刺し網漁具に自記式水温・深度計を取り付け、操業時の海底水温とヒラメの来遊・漁獲との関係について検討を行った。
[成果の内容・特徴]
1)海底水温と盛漁期との関係

本県太平洋南部海域(三沢海域以南)におけるヒラメの漁期は、6月から始まり11月頃まで漁場が形成されている。

今回の調査結果から、盛漁期となる時期には、漁場(海底)水温が19℃〜20℃になる頃に形成される。(漁場(海底)水温と漁獲尾数との関係の図参照)。

一方、2003年の冷害年では水温の上昇が遅れたため、盛漁期は遅くなったうえ期間も短かくなったものと考えられた。反対に、2004年は猛暑の影響で、水温の上昇が早まり、早く漁場が形成されたため、2001年以降では最も早い盛漁期となった。

2)海底水温と漁獲の関係

水温が上昇し、海底水温が19℃以上になる時期にヒラメの漁獲は増加し、18℃以下に降温する時期に漁獲量は減少する傾向がみられた。
[成果の活用面・留意点]
活用面

1)ヒラメ漁業操業への指標値となる。
[その他]
研究課題名:多元的資源管理型漁業推進事業

研究期間 :2001年〜2004年

予算区分 :国庫補助

研究担当者:青森県水産総合研究センター 資源管理部 蛯名 政仁(現:青森県水産振興課)

発表論文等:平成16年度多元的資源管理型漁業推進事業報告書 p25-27

      平成16年度東北ブロック底魚研究連絡会議

[具体的データ]




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