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マツカワ放流時期の検討
 平均全長70mmの人工種苗を時期を違えて放流し、餌料生物の調査と漁獲量の調査から適正放流時期を検討した。その結果、早期の放流群ほど、初期の成長がよく、漁獲量も多いことが明らかとなり、主餌料であるアミ類の生息量が放流後の生残に大きく影響していると考えられた。
担当者名 独立行政法人水産総合研究センター 厚岸栽培漁業センター    連絡先 Tel.0154-52-4767
推進会議名 北海道ブロック 専門 資源生態 研究対象 かれい 分類 普及
「研究戦略」別表該当項目 2(3)重要沿岸生物資源の生物特性の解明
[背景・ねらい]
 従来、マツカワ人工種苗の放流後の生残は放流サイズとの関連が強く、大型種苗ほど再捕率が高くなる。しかし、マツカワの適正な放流時期については検討されていない。このため、時期を違えた放流を行い、適正時期を明らかにした。


[成果の内容・特徴]
 平均全長約68~72mmの種苗を平成13年8、9月に各3万尾、10月には3.8万尾厚岸湖内に放流した。主餌料であるアミ類の生息量は8月に最大となり、以降は減少した。成長の適水温と考えられる8℃以上である期間は、8月が最も長く、放流年内の成長も8月放流群が最も良かった。翌年、翌々年の周辺海域の漁獲量は8月放流群が多く、放流時期が遅くなると放流魚の漁獲量も減少した。


[成果の活用面・留意点]
1.放流後の生残には放流時期が大きく関与していることが明らかとなった。

2.餌料生物の生息量が多い場合には、小型種苗でも高い生残率がえられると推定された。

3.放流効果を上げるためには、放流時期、場所、サイズのさらなる検討が必要とされる。


[その他]
研究課題名:厚岸湾をモデル海域としたマツカワの放流技術の開発

研究期間:平成13年〜平成15年

予算区分:運営交付金

研究担当者:山本義久(現屋島栽培漁業センター)、森岡泰三(厚岸栽培漁業センター)

発表論文等:準備中
[具体的データ]




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