水産研究成果情報検索結果




三陸北部海域のスルメイカの分布様式と計量魚探による資源量推定
計量魚群探知機などを使った調査船調査の結果,主要漁場である三陸北部海域のスルメイカの分布様式と生息環境との関係,および資源量の経年変化と漁船CPUEとの関係が明らかになった。漁獲対象となるスルメイカの資源量が直接かつ迅速に評価できるようになった。
担当者名 独立行政法人水産総合研究センター東北区水産研究所 八戸支所 資源生態研究室 連絡先 Tel.0178-33-1500
推進会議名 東北ブロック 専門 資源生態 研究対象 するめいか 分類 調査
「研究戦略」別表該当項目 1(2)水産資源の評価・管理手法の高度化
[背景・ねらい]
・TAC対象種のスルメイカは,一年生であるために漁獲統計資料に基づく資源評価は難しく,また東北海域への来遊量は大きく年変化し,漁獲量が変動して社会的影響が大きいことから迅速で精確な資源量評価,漁況予測が必要である。

・計量魚探等を用いて,主要な漁場である三陸北部海域のスルメイカの分布様式を明らかにして資源量を直接推定した.


[成果の内容・特徴]
・スルメイカは,大陸棚縁辺周辺の津軽暖流水の下層に親潮冷水が入り込み,主要な餌生物であるツノナシオキアミが多く分布する海域に1〜4個体/m2の密度で集中分布して漁場を形成しており,漁場の年変化は小さかった。

・1996〜2002年8〜9月の資源量は,23.8万トン(1996年)〜1.8万トン(1998年)と推定され,大きく年変化していた。資源量の経年変化は小型いか釣り漁船CPUE(漁船1隻1日当たり漁獲量)と高い相関関係にあり,推定値の妥当性が確認されるとともにCPUEから資源量水準を推定することも可能と考えられた。


[成果の活用面・留意点]
・漁況予測の精度向上が期待される。

・生物学的許容漁獲量(ABC)の算出精度の向上が期待される。


[その他]
研究課題名:サンマ等多獲性浮魚類の分布・来遊動態と資源特性との対応の把握(経常研究)

研究期間:平成16年度(13〜17年)

研究担当者:川端 淳

発表論文等:Fisheries Science, 71(1), 63-72, 2005.

イカ類資源研究会議報告(平成15年度)・日本海ブロック試験研究集録,日水研,8-12,2004.

水産音響資源調査マニュアル,水総研セ,23-37,2004. 

イカ類資源研究会議報告(平成14年度),北水研,77-82,2003.
[具体的データ]




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